<解説>

  • 体中がかゆい Back

    皮膚に何も異常が無い場合と、赤いぶつぶつ等がみられる場合がある。原因は皮膚の乾燥、老人性、内科の病気によるもの等いろいろ。掻き過ぎると非常に治りにくくなるのでご注意。

  • 手が荒れて時々ひび割れができる

    いわゆる“手荒れ”で、主に主婦や仕事で手を酷使する人(美容師、調理師など)に多い。初めはカサカサしたり痒いぶつぶつが出る程度だが、慢性化すると皮膚が硬くなり、そのためにひび割れが起きやすくなる。軽度ならばハンドクリームや液バンで対処出来るが、原因を除去しにくいので慢性化しやすい。

  • 足の裏、足のゆびの間が猛烈にかゆい

    多くの場合水虫であるが、汗が原因でできる“汗疱”という皮膚病もある。その区別は見るだけでは困難で検査を必要とする。顕微鏡で白癬菌(はくせんきん)の存在が証明出来れば水虫(白癬)である。痒みを伴う水虫は水疱を作る事が多く、破れて雑菌が進入して腫れ上がり歩けなくなることもあるので要注意。

  • 時計・イアリング・ネックレスの場所が痒い Back

    これらの装飾品に共通して用いられている金属、特にニッケルが“かぶれ”の原因になりやすい。人の皮膚は乾いているようでも汗が出ており、これが金属を少しづつ溶かして体内に侵入させる。これを繰り返すことによって、一部の人が金属アレルギーになってしまうのである。

  • 靴下のゴムやベルトのところが痒い

    ゴムでアレルギーになる場合もあるが、物理的に皮膚を圧迫、塗擦することによって湿疹になる場合が多い。加齢による皮膚の乾燥傾向が基本にある。

  • 虫に刺されて痒い

    蚊、ダニ、毛虫、南京虫など人に痒みをもたらす昆虫は非常に多い。また、蜂などに刺されると、腫れ上がって痛みを伴うこともある。多くの場合、治療しなくても自然治癒するが、硬いしこりのように変化して何年も治療に抵抗する場合があるので速やかに治療するほうが良い。

  • ミミズ腫れがでる Back

    淡紅色インクをテーブルにこぼしたような、皮膚よりやや盛り上がった平坦な赤い斑点。代表的なものが蕁麻疹(じんましん)である。地図状の広い範囲におよぶ場合も多い。掻くと、その跡が新たな蕁麻疹となるので、大変つらい。

  • 皮膚がカサカサして時々痒い

    冬季に空気が乾燥すると発生しやすく、幼児と老人に発生し易い。前者は皮膚の維持機能が未発達のため、後者は皮膚の脂分(皮脂)が欠乏しがちなため発生する。軽症の場合は保湿成分の配合された塗り薬などで対処可能だが、こじれると治療が長引きやすい。

  • 頭が痒くフケがでる

    皮膚の脂分(皮脂)や、その代謝等に問題があると考えられている脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)が多く、その他ヘアダイ等によるかぶれ、また皮膚の新陳代謝が猛烈に活発となる乾癬(かんせん)である場合もある。洗髪の時、思いっきり爪を立てて頭皮を擦る人が多いが、症状の悪化を来しやすいので厳禁。

  • 顔が赤くて痒い Back

    前項に出た脂漏性湿疹や、女性では化粧品等によるかぶれの可能性も高い。また花粉症が皮膚に及ぶと、まぶたを中心に赤く痒くなることがある。

  • じくじくした赤い斑点があちこちにできた

    夏期、主として学童期までの小児によくみられる、いわゆる“とびひ”(図1)(図2)(図3)に良くある症状である。細菌が原因なので、子供同士で非常に伝染しやすい。アトピーなどの湿疹を持っている小児では特に発生しやすいが、適切に治療すれば数日で治癒する。

  • 口のまわりに赤いぶつぶつが出て痛痒い

    いわゆる“熱の華”で、再発性で出る前にムズ痒くなったりピリピリしたりするので慣れていれば自己診断は容易である。小さな水疱がかたまって存在する。風邪の後や紫外線暴露などが誘因となる。治療により不快な症状は速やかに軽快する。 → 詳細
    よく似た症状に毛嚢炎(毛包炎)という細菌性のものもあり、初期には判別が難しい場合もある。

  • 赤ちゃんの顔が赤くカサカサしている Back

    大多数の赤ちゃんが一度や二度は経験すると思われる湿疹である。清潔にすべく消毒したり、ごしごし洗ったりせぬようにご注意。アトピー性湿疹である場合もある。

  • 赤ちゃんの全身の皮膚がカサカサ

    皮膚の維持機能が未発達なため、アトピー性湿疹でなくとも子供の皮膚は乾燥しがちである。カサカサの皮膚を観ると、即『この子はアトピーです』と得意げに説明する医師が居ると聞く。困ったものである。だが放っておくと湿疹に発展する事があるので、適切に治療する方が良い。

  • 赤ちゃんの耳たぶにシッシンができた

    乳児湿疹に特徴的な症状。しかし必ず出るものではない。治療すれば比較的簡単に軽快するが、放置するととびひの温床となりやすい。

  • 陰部が痒く、時々猛烈に掻きむしってしまう Back

    肛門のまわりや、陰部の痒みに人知れず悩んでいる人は多い。一般に、症状ほどにはあまり皮膚には変化は無い。しかし陰部の湿疹は、放置すると非常に慢性化しやすいので思い切って早期に治療を受ける方が絶対に良い。また、いわゆる“いんきんたむし”との区別も時として困難な場合があり、診断を受けておくだけでも得策である。

  • 顔・首・手の甲等の日光のあたるところが赤くなる

    日光、とりわけ紫外線は度が過ぎると有害となる。そのため皮膚には紫外線から身を守る仕組みが備わっているが、人によっては紫外線に非常に敏感である場合がある。そんな人は日頃から紫外線を避けるように気を付けて、もしトラブルに陥ったらすぐに治療を受ける必要がある。

  • 子供の頃からアトピーといわれ、成人しても治らない

    近年成人のアトピーというのが広く一般に知られるようになった。かつては子供の病気とされたアトピーであるが、最近は成長後も引きずる人が増えている。真の原因は不明だが、密閉性の高い住居など環境の現代化にその原因を求める意見が有力である。

  • 子供の頃はなんともなかったのに、成人してからアトピーといわれた Back

    前項の場合とは異なり、成長後初めてアトピーに罹る人も増えている。成人のアトピーの場合自分の判断で塗り薬を使用(薬局で購入する人もある)しがちで、また長期化しがちであるために副作用が出やすい。この手の副作用は蓄積されやすい(特に顔面が赤くなりやすく、突然使用を止めると反発現象で急速に悪化する)ので、適切な治療を受けないと極めて危険と言わざるをえない。

  • うちの子はよくボリボリやっている。アトピーだろうか?

    このような疑問を持つお母さんは非常に多い。アトピーは持って生まれた“体質”であり、単なる皮膚の乾燥から生ずる湿疹などと混同してはならない。一般にアトピー性湿疹は特徴的な皮膚の症状があり、経験を積んだ皮膚科の医師ならば殆ど診断を間違えることは無い。カサカサの皮膚を観ると、即『この子はアトピーです』と得意げに説明する医師が居ると聞くが、このような医師に惑わされぬようにしてほしい。

  • 今でもあるシラミ症

    ノミやシラミというと終戦直後のDDT撒布の記録フィルムを思い浮かべる人が多いかもしれない。しかし現代でも撲滅されたのではなく、結構みかける。特に子供同士で感染する頭髪のシラミや、男女間で感染する陰毛のシラミが多い。虫卵は毛に付いた白い“点”として発見される。非常にかゆい場合が多い。(毛ジラミは恐ろしい形をしており、環境変化にも強い。私がこの虫体の写真を撮った時、すでに採取されて一日以上経っていたにも関わらず顕微鏡下で節足を動かし、内臓が動くのを確認した!)この毛ジラミと頭シラミとは異なる虫で、通常は別々の部位に生息するのだが、時には陰毛のシラミが頭に移行することもある。

  • 手が荒れて時々ひび割れができる

    いわゆる“手荒れ”で、主に主婦や仕事で手を酷使する人(美容師、調理師など)に多い。初めはカサカサしたり痒いぶつぶつが出る程度だが、慢性化すると皮膚が硬くなり、そのためにひび割れが起きやすくなる。軽度ならばハンドクリームや液バンで対処出来るが、原因を除去しにくいので慢性化しやすい。

  • 足にタコや魚の目がある Back

    タコと魚の目は大きさが異なるだけで、基本的には靴や体重による物理的圧迫によって出来る(角質が厚くなる)一種の防御反応と考えると理解しやすい。刃物で削れば一時的には治ったように見えるが、再発は必至である。再発防止が治療のポイントで、要するに圧力が分散するようにスポンジ等を当て、また大きめの靴を履く、などの対策が必要。しかし、皮膚科を訪れて“ウオノメ”があります、と訴える人の半数以上は実はイボ(これはウイルス性のできもの)であり、治療法も異なる。外見上は区別が大変困難な場合があるので、皮膚科の医師でなければ恐らく正しい診断は困難と思われる。

  • 盛り上がった腫れ物ができて猛烈に痛い

    いわゆる“おでき”である。皮膚の最大の弱点は毛根であり、そこから雑菌が侵入しやすい。大きさは様々で、直径1センチ以下のものから手掌大以上に及ぶものもある。特に治療せずとも治癒する場合が多いけれども、かつて顔にできるものが“面疔(めんちょう)”と呼ばれて恐れられた時代もある。治療せねば命取りになる場合も有るのである。良く似た物に“粉瘤(ふんりゅう)”(図1)(図2)というものもある。これは毛根が何らかの原因で膨らんで、内部に垢が溜まる腫瘤である。時に急速に大きくなり、内圧が上がると内容物(垢)が周りに飛び散って腫れの元になることがある。

  • 赤いぶつぶつが突然沢山できて、シャツが擦れただけでも痛い

    赤い、といっても正確には水疱で澄明なのであるが、まわりが赤いのでこのように見える。これは“ヘルペス”とか“帯状疱疹”(図1)(図2)として中高年者に恐れられている皮膚病である。体の右半分又は左半分だけに、それも一定の場所に集中して発生する。子供の頃罹った水疱瘡が成人後(小児の場合もあるが)形を変えて再登場する。このとき神経を荒らすので痛みを覚える。その痛みは個人差が大きいので一概には云えないが、シャツが擦れただけでもまた、風に触れただけでも痛い場合もある。しかし現在は特効薬が開発されており、恐れることはないが治療開始が遅れると治癒が遅れるので疑いを持ったら早期の受診をお勧めする。 → 詳細

  • 口のまわりに赤いぶつぶつが出て痛痒い Back

    いわゆる“熱の華”で、再発性で出る前にムズ痒くなったりピリピリしたりするので慣れていれば自己診断は容易である。小さな水疱がかたまって存在する。風邪の後や紫外線暴露などが誘因となる。治療により不快な症状は速やかに軽快する。 → 詳細
    よく似た症状に毛嚢炎(毛包炎)という細菌性のものもあり、初期には判別が難しい場合もある。

  • 日焼けし過ぎて全身ヒリヒリしてとっても辛い

    日焼けは度が過ぎると、意識不明となり病院にかつぎ込まれることに成りかねない。そこまでならなくとも“やめときゃ良かった”と後悔するくらいに焼けてしまうことがある。医学的にはヤケドと本質的に同じであるから、治療したほうが良い。

  • 熱湯や油でヤケドをした

    良く知られているように、熱傷(ヤケド)を負ったら、まず冷水や流水で10分以上冷やすこと。症状が軽いと思っても、しばらく時間が経ってから痛みや水疱(すいほう)が大きくなることがあるので要注意。可能ならば受診するのが良い。前項同様に皮膚科の得意分野である。ただ、受診する際に薬局で購入したという塗り薬をつけないこと。なかには本当に妙なクスリも市販されており、それを取り去るのに大変な苦労をする。

  • 昆虫やクラゲに刺されて痛い Back

    海や山で様々な生物と仲良くするのも良いことであるが、時として思わぬ仕打ちに遭う事がある。蜂に刺されたり、海でクラゲに刺されたり、というのは良くあるトラブルである。いずれも早期に治療を要するので、放置せずに受診してほしい。

  • 刃物で指に怪我をした / ガラスやトゲが刺さった

    いずれも自分で治療する場合が多いが、手に負えないときは治療してもらった方が良い。外科に走る人が多いけれども、皮膚科もこの手のトラブル処理は得意としている。
  • 巻き爪が痛い

    様々な原因で、巻き爪が発生することがある。特に足の親指の場合は、体重がまともに掛かるために非常な痛みを伴うことが多く、化膿することもある。以前は手術や薬品を使って爪を狭める処置を行っていたが、現在では超弾性ワイヤーというもので矯正が可能となっている。


  • 足の裏が最近厚く硬くなった

    足の裏全体が厚く硬くなったのであれば、殆どの場合は水虫である。水虫は痒い、という常識がひろく浸透しているので誤解されている。実は大部分の水虫は痒く無いのである。痒みが無く、また靴下で隠れるという事で無視され続けてどんどん病状は進行してゆくのである。

  • 足の爪が白く濁って分厚くなった Back

    前項で述べたように大部分の水虫は痒く無い。その一つが爪の水虫である。白濁し、分厚くなりボロボロに脆くなるが、痒みは無い。自然治癒はほぼ考えられず、治療せねばあの世に行っても水虫とお友達のままである。治療は少し長期に及ぶが、大多数はきれいになる。どちらかといえば縁を切りたい人が多いはず。

  • 病院でもらった薬を呑んだら発疹がでた

    どのような薬にも少しは副作用がある。しかし大部分の人が服用しても問題が起きなくても、特定の人には大きな問題となることがある。時々新聞紙上を賑わせる死亡事故は極極希なケースで日常的には殆ど発生しないが、発疹が出ることはよくある(薬疹)。時には発熱したり全身に発赤が及ぶこともあるので、治療が必要であると共に原因となった薬を今後は呑まないように注意する必要がある。その時には躊躇せずに医師に申し出ることである。

  • 髪の毛が全体にうすくなったような気がする

    脱毛は深刻な悩みである。男性の脱毛は有史以前からあるもので、ホルモンの成せる悪戯である。明治以前の男性の髪型はそれを配慮したものであることは良く知られている。しかし最近は女性に男性のような脱毛が増えているとして問題になっている。本当の原因は不明だが、女性の社会進出など女性をとりまく社会環境の変化が原因ではないかと想像される。が、男性のように全く無くなること非常に希である。

  • 頭に円形の脱毛ができた Back

    円形脱毛症は毛髪が部分的に円形(通常は貨幣大)に完全に抜けるもので、触るとつるりとして時には窪んでいるかのように感ずる場合もある。子供から老人まで広い年齢層に発生するが、本当の原因は明らかにはなっていない。よく云われるように精神的な原因も確かにあるようである。とくに子供においては、弟が生まれて急になった、両親の離婚でなった、というのはよくある原因である。殆どの場合は跡形無く治癒するので心配は要らないが、なかには全頭に及ぶものもあり、治療が難しい時もある。

  • 顔に吹き出物がでる

    思春期以降に顔、胸、背中に出来る“にきび”であるが、通常20歳台までであまり出なくなる。青春のシンボル、といって放っておくと将来醜形を残すことがあるので、場合によってはしっかりとした治療が必要となる。毛穴と一致しているので、湿疹などと区別できる。女性の場合、にきびを隠すためにより厚いメイクをする人が多いようだが、これは治療の妨げになるのでお勧め出来ない。また、生まれたばかりの赤ん坊にもにきびが出ることがある。これは異常ではないので放置して差し支えない。

  • 最近顔のシミやイボが増えた

    これらは皮膚の老化によって出来る老人性のイボのであるから、ある程度は止むおえない。紫外線が老化を早めるので日向での仕事が多い人は要注意。加齢と共に皮膚は皺が増えたり弾力がなくなったりするが、イボは治療すれば簡単に取れるのである。しかも傷も残さずに。これが無くなるだけでもずいぶん若返るはず。

  • 顔のホクロを何とかしたい Back

    ホクロは、年齢とともに大きく黒くなる傾向がある。子供の頃は目立たなかったのに中年になって目立ってきた、という経験を持つ人も多いと思う。ホクロはイボと異なり伝染したりやたらに数が増えることはないが、通常切除手術が必要となる。跡が残らないか、と心配になるが、最近は形成外科手術の技術やレーザーの技術が進歩して目立たなくすることが可能となっている(但し、映画のように全く跡がわからなくなるのではない!くれぐれも誤解の無きように)。一度皮膚科で相談されてはいかが。

  • 首に小さなイボが沢山できて見栄えが悪い

    通称“スキンタッグ”といい、これも一種の皮膚の老化といえるが、これは通常直径1-2ミリほどで小さく且つ柔らかいのが特徴である。老化といっても、若い女性でもよくみられる。簡単な治療で取れる。

  • 子供がスイミングスクールで“みずいぼ”をもらってきた

    みずいぼ”は通常直径2-3ミリまでのつるつるした光沢のあるドーム状(中央がやや陥凹)の柔らかいイボで、殆どが子供同士で感染する。原因はウイルスで、柔らかいイボの中にはウイルスが詰まっている。かき破るとまわりに飛び散るので数が増えるので、数が少ないうちに治療しなければ面倒なことになる。治療はピンセットで摘んで取り去るだけであるから、少ないうちは母親が自宅で治療することも出来るが、増えてから治療するとなると子供の泣き声で病院全体が修羅場と化すので、出来るだけ早く受診して頂きたい。

  • 手足にイボができた Back

    イボは俗称で、学問的にはいろいろな皮膚病を含んでおり、一言で簡単に説明することは困難。狭義でいうイボは尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)といい、ウイルスが原因となり皮膚に様々な大きさの硬いイボを作る。原因がウイルスであるから、接触すると伝染して増えるのである。手にできるとあちらこちら触るので、当然体中に広がる可能性が高くなる。しかし本当に厄介なのは足の裏にできた場合である。体重で皮内にめり込んでしまうので、治療効果をあげるには根気が必要である。が、必ず良くなるので頑張って欲しい。『足にタコや魚の目がある』の項で述べたように、魚の目と思っていたものが実はイボだった、ということが非常に多いことからも足の裏のイボは世間には意外に多いものらしい。

  • 全身に赤い発疹が沢山できて、服を脱ぐと多量のフケが辺りに飛び散る

    いろいろな皮膚病でこのような症状が出るが、この症状を示す典型的な皮膚病は“乾癬(かんせん)”(図1)(図2)といい、多量のフケが表面に付着するのが特徴。なぜ多量のフケが出るのかといえば、なぜかその場所の皮膚の新陳代謝が猛烈に激しくなっているために次々と古い角質が取れてしまうらしいのである。また見かけほどには痒くないのも特徴の一つ。我国では余り多くはないが、欧米人には非常に多く、皮膚病といえば乾癬を指す。最近はこの乾癬を治療する方法が飛躍的に進歩しつつある。

  • 手指のあいだが赤く皮がむける

    水仕事の多い主婦や、飲食店の炊事をする人に多い。ほとんどはカンジダという皮膚に寄生するカビによるものである(指間カンジダ症)。これは意外に治療にてこずる事が多いので、根気良く対処する事が大切。特に糖尿病の人は慢性化し易い。

  • バンドエイドで指が荒れる

    手荒れによる亀裂を直すために、バンドエイドなどのバンソウコウを利用する事がよくある。しかしそのために水が貯留しやすくなり、非常にカビが生育し易い状況を作る。カビの一種のカンジダが特に繁殖し易い。痒みなどの自覚症状が無い事が多いので、その症状を隠すために長期間習慣的に利用するはめになる。単にガサガサになるだけなので、普通の手荒れとの区別が難しいので、よけいに放置されやすい。適切な処置をすれば比較的容易に治癒する。

  • ピアスの穴を開けたい

    現在では非常に簡単に短時間(5分以内)、しかも痛みはほとんど無く出血もせずに開けることが可能。健康保険診療外だが、多くの皮膚科医院で行われている(当医院でも可)。しかしピアスは思わぬ金属アレルギーを起こすことがあるため、注意が必要。

  • 二の腕がザラザラして見苦しい

    「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」というもので、若年の特に女性の二の腕や背中が下ろし金のようにザラザラになる状態である。毛穴が角化して茶色く固くなっているだけで特に害は無いが、程度によって見栄えが良くないことがあるので、薄着になる夏場には深刻な悩みになることがある。角質軟化剤などである程度は軽くできるが、残念ながら完全に無くすことは困難。ただ、中年以降には自然に軽快する。